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石巻で奮闘中!

2013年 12月09日 14:46 (月)

夏まつり


この4月から宮城県石巻の「あがらいん」(制度外のケア付き仮設住宅 運営:(特活)全国コミュニティライフサポートセンター)へ長期研修に行っているしんご。

この間放映されたNHKのハートネットTVでもチラチラとしんごが映っていました。

そんなしんごから、活動報告が届きましたので、ご覧下さい。

夏まつり準備2

 
7月~9月は前半の具体的な取組・事業がカタチになっていった期間であった。
あがらいん施設業務としては、各利用者の特性をやっと実感・理解できてきた時期であり、それにより個別支援の難しさや可能性を感じることが多々あった。認知症、高次脳機能障害、アルコール課題など、これまで関わりが薄かった課題について「知ること」から始まるということを改めて感じた。これは、部落問題や他の社会課題についても同様であると思う。

「目の前の課題を知る」ということは、あがらいんスタッフにも同様のことが言えることである。現在あがらいんで働くスタッフがほとんどが福祉・介護畑出身ではない人である。ある意味「普通の住民」があがらいん利用者と相対する中で、それぞれの課題について、悩み、受け入れ、理解していくことは、地域住民がたどるそれと同様のものである。

仮設住民との関わりもこの時期に深まっていく。色々な場面に顔を出すことも重要だが、日々の暮らしの場面に「居る」ということが住民との関係を構築していく大切なきっかけになっていくということを実感する日々であった。

ある時、懇意にして頂いている住民さんの仮設団地に救急車が入っていくのを見て、駆け付けたことがあった。その時に何をしたというわけではなかったが、これを機に「距離がグッと近くなったような気がする」と言われたことがある。北芝では当たり前のように行っていた行動のひとつひとつが、地域の一員として受け入れられるきっかけになっていくことを実感したエピソードであった。拠点に見慣れた顔があるこそ反応できることがあり、日常の些細な変化にも気付くことできる。そうしたことの積み重ねが良好な関係構築に重要な要素である。

あがらいんとして、また慎吾個人として、開成周辺で活動する支援者との連携が充実してきた時期であった。4月に始動した社会福祉協議会の地域福祉コーディネーター(CSC )、包括ケアセンター、訪問支援員、仮診療所、保健師、生活保護ワーカーなど、主に個別ケース対応を通してお互いの顔と役割を共有していくこととなった。こうした関係構築も含めて、あがらいんが改めて開成地域内、関係者の中で存在感を増していった時期である。

夜勤


また、この間、「被災地」支援という言葉、考え方にひっかかりを持つ時期でもあった。

石巻は被災状況だけ見ても、被災3県でも最大規模の被災自治体である。開成・南境仮設団地群は約2000戸、4500人が暮らすまちであり、これまでの阪神、中越など過去のの災害とあわせても最大規模の仮設団地群である。

ここで出会う多くの当事者たちはとてもパワフルでエネルギーをたくさん持っている人が多い。(幸いにもそうした人にたくさん出会えているということもあるだろうが)

震災・津波の爪痕は深く、様々な課題の中やその根底に被災体験が深く刺さっているので、そこをベースにおきながらも、日々の関係や課題に取り組む姿勢は、北芝で行っている活動となんら変わらないということを改めて実感している。

(中村慎吾)


テーマ : まちづくり
ジャンル : 地域情報