2013年 08月29日 12:11 (木)
8月23日、大雨と雷の夜。
キタシバラボ・プレラボ「子どもの貧困研究会Vol.1」を開催しました。
キタシバラボとは…
子育て、暮らし、教育、福祉・・・
「もっと、こうなったらいいのになぁ」
日々の暮らしの中でそうつぶやいていませんか。
わからないことがたくさんあっても、
社会を変える事は意外とカンタン。かも?
キタシバ・ラボは、
そんなことをみんなで話したり学んだりする場です。
第1回目は普段地域でこどもに関わっている人、学校で関わっている人、親など10人の参加者で、ちょっとしたごはんをつつきながら、なぜ「子どもの貧困」というテーマで集まったのか、どんなことを学んでいきたいのかを出し合っていきました。
なぜいま「子どもの貧困」をとりあげるのか。
箕面市内には貧困の問題はない、と学校の中で言われているほど、子どもの貧困が目に見えている状態ではありません。
でも、じわじわと就学援助を受ける世帯が増えていたり、生活保護世帯が増えていたりと、経済的に困窮している家庭が増えているのは事実です。
また、見た目や、普段のかかわりからは家庭の貧困状態はなかなか見えません。
学校に貧困の問題が伝わるのは一番最後、という意見が出されましたが、この社会の中でお金がなくて困っているという状態を知られるのが恥ずかしいとか、知られたくないという風潮が、余計にその家庭を、その中で育つ子どもたちを苦しめているのではないでしょうか。
議論を進めていく中で、総じて文化的な体験が貧困な子どもたちが増えているとの報告もありました。
これは、経済的に貧困な家庭のこどもたちだけではなく、中流階級に属しているとみられる子どもたちも、習い事を減らされたり、土日どこかに遊びに行くなどの体験が減っているのが最近の傾向です。
他にも、貧困の連鎖を断ち切るとはどういうことか。
北芝では、部落問題について長い間取り組んできましたが、貧困の連鎖が部落差別により起こり、断ち切れていない状況が今でも続いています。
その中で、否定的な親子関係が続いている状態をどう断ち切るかといったところも話題になりました。
また、女の子の早婚・早産が連鎖していること。そして、シングルマザーになる確率が高いこともこどもの貧困から見えてくることであるなという話になりました。
じゃぁ、どうしていけばいい?
という議論をしていくには、まだ少し現状を知ることと、知識をつけることが必要であるといった雰囲気で第1回目は終了しました。
次回は、9/19(木)18:30~おこないます。
参加希望の方は、kurashizukuri@hcn.zaq.ne.jpまでご連絡ください!