2015年 11月27日 11:01 (金)
2015年 06月14日 17:09 (日)
今年も関西学院大学の学生さんを受け入れました。
人間福祉学部社会起業学科に入学したての大学生が、「社会的起業(企業)」とはなんなのか勉強していくための第1歩として、
様々な社会課題に取り組んでいるNPOなどを訪問し、映像をつくるという手法で学びを深めているのだそう。
今年は2グループやってきて、どちらもテーマは「部落差別」。
切り口としては、「コミュニティカフェ」と「活動者の思い」といったところで、
どのような作品になるのか、楽しみです。
部落問題にどのように出会うのか。
やってきた学生さんたちの中でも、学校で習ったという人から、まったく知らないという人まで多様でした。
昔の状況と運動の歴史、それから今部落問題は社会の中にどのように問題として現れているのか、知るきっかけになったとともに、これから学びを深めていってほしいなと感じる一日でした。
人間福祉学部社会起業学科に入学したての大学生が、「社会的起業(企業)」とはなんなのか勉強していくための第1歩として、
様々な社会課題に取り組んでいるNPOなどを訪問し、映像をつくるという手法で学びを深めているのだそう。
今年は2グループやってきて、どちらもテーマは「部落差別」。
切り口としては、「コミュニティカフェ」と「活動者の思い」といったところで、
どのような作品になるのか、楽しみです。
部落問題にどのように出会うのか。
やってきた学生さんたちの中でも、学校で習ったという人から、まったく知らないという人まで多様でした。
昔の状況と運動の歴史、それから今部落問題は社会の中にどのように問題として現れているのか、知るきっかけになったとともに、これから学びを深めていってほしいなと感じる一日でした。
2015年 02月16日 17:04 (月)
先日、指定管理で運営をおこなっている、らいとぴあ21事業の内部評価会を実施しました。
この事業評価については、昨年度からスタートし、”やりっぱなしで終わらない!”をめざして、毎年法人内でおこなっていこうとしています。
特に、指定管理者として運営している、らいとぴあ21や萱野老人いこいの家(指定管理者:福祉サービスよってんか)については、市民の皆さんの税金が管理運営費として使われているわけですから、それぞれの施設の設置目的に鑑み、この社会にとって必要とされている場所になっているか、事業をおこなっているか、運営している私たち自身も客観的に判断していかなければなりません。
しかし、どちらも隣保館という性質上、現場で日々利用者の方々に対応し、そのニーズに応えることに気をとられがちで、果たすべき使命や役割について意識しづらいこともしばしば起こります。
そこで、わたしたちスタッフが企画立案した事業が、どのような成果と課題を残したのか振り返る場をもち、日々の業務で忘れがちな大事な部分(ミッションやビジョン)に立ち返る機会としても事業評価会を機能させていければと考えています。
なので、今回おこなった事業評価会には、"暮らしづくりネットワーク北芝としてこの評価方法は合っているのか?"という問いかけも最後におこない、今後組織全体で導入していくにあたって、"評価方の評価"もおこなったわけです。
今回はまだ2度目ということで、まだまだ普段の事業を振り返るということにてんやわんやになっているスタッフも多かったのですが、慣れていくことで「自分たちがなぜこの事業に取り組んでいるのか」という部分にも考えが及んでいくのではと期待しています。
PDCAサイクルをまわしていくことが、よりよい事業実施にとって不可欠ではありますが、評価もやりっぱなしにならないようにしたいところです。
(松村)
☆★☆★
社会的居場所あおぞらを残したい!
https://readyfor.jp/projects/aozora
クラウドファウンディング実施中!
この事業評価については、昨年度からスタートし、”やりっぱなしで終わらない!”をめざして、毎年法人内でおこなっていこうとしています。
特に、指定管理者として運営している、らいとぴあ21や萱野老人いこいの家(指定管理者:福祉サービスよってんか)については、市民の皆さんの税金が管理運営費として使われているわけですから、それぞれの施設の設置目的に鑑み、この社会にとって必要とされている場所になっているか、事業をおこなっているか、運営している私たち自身も客観的に判断していかなければなりません。
しかし、どちらも隣保館という性質上、現場で日々利用者の方々に対応し、そのニーズに応えることに気をとられがちで、果たすべき使命や役割について意識しづらいこともしばしば起こります。
そこで、わたしたちスタッフが企画立案した事業が、どのような成果と課題を残したのか振り返る場をもち、日々の業務で忘れがちな大事な部分(ミッションやビジョン)に立ち返る機会としても事業評価会を機能させていければと考えています。
なので、今回おこなった事業評価会には、"暮らしづくりネットワーク北芝としてこの評価方法は合っているのか?"という問いかけも最後におこない、今後組織全体で導入していくにあたって、"評価方の評価"もおこなったわけです。
今回はまだ2度目ということで、まだまだ普段の事業を振り返るということにてんやわんやになっているスタッフも多かったのですが、慣れていくことで「自分たちがなぜこの事業に取り組んでいるのか」という部分にも考えが及んでいくのではと期待しています。
PDCAサイクルをまわしていくことが、よりよい事業実施にとって不可欠ではありますが、評価もやりっぱなしにならないようにしたいところです。
(松村)
☆★☆★
社会的居場所あおぞらを残したい!
https://readyfor.jp/projects/aozora
クラウドファウンディング実施中!
2015年 02月04日 18:30 (水)
2月に入りました。
暦の上では立春ということで、もうすぐ春が近づいてくるわけですが、季節的には一番寒い時期。
ついこの間も箕面で積雪するほどでしたね。
さて、北芝に来て4年目のさゆっぺからお送りする今日のブログは、"居場所"についてがテーマです。
北芝という地域の中には、いくつかの「誰でも来れる場」「誰かが来れる場」があります。
これは、物理的な場所としての意味合いで、たとえば、芝樂広場やNICO、らいとぴあ21、いこいの家、公園など、お店や施設など形態は様々な場があります。
そして、そのような場を活用して、芝樂市や樂駄屋、まちかどデイハウス、朝活けんこう倶楽部、おひさまルーム(子育て支援センター)など、誰でも来れたり、限られた対象者が来ることが出来る場があります。
北芝に来て感じたのは、何かをねらってつくられた場がある一方で、いつの間にか誰かのための場になっていることがあるなということです。
「誰でも来ていい場所」というのは、案外「誰が来てるんだろう」とか「行っていいんだろうか」と思ってしまうこともあって、ためらいが生まれることもあります。
なので、「何かをするための場所」とか「誰かのための場所」と決めたり打ち出すことが必要だったりもするのですが、それをしてしまうと、ある特定の人しか来れなくなってしまいます。
北芝の中にあるいろんな"場"は、この二つの側面のバランスを非常に微妙なところで保ちながら場作りが進められているように感じます。
これは、北芝の中で生活している人たちが居心地がよいものの追求と、北芝に外からやってくる人たちが増えてその人たちが居心地がよくなることの追求と、両者を考えているからなのでしょうか…。
そんな中2011年から、箕面の東部に開設した、「パーソナル・サポート・センターあおぞら」。
北芝での実践知が詰め込まれたこの「あおぞら」は、社会的居場所として、社会の中に踏み出すまでの力をためるための場所として、約3年半運営されてきました。
なかなか人とのつながりをつくることに困難さを抱えていた人たちが、家以外の場で、それぞれが過ごしたいように過ごしながら、少しずつその場に集った人たちと関わりをもち続けたことで、働いたり、ボランティア活動をしたりとそれぞれの社会参加の形を見つけていくことにつながっています。
家、学校、職場など、あらゆる人とのつながりや、場が、その人にとっての"居場所"となっていくと思いますが、それらが何らかの理由で断ち切られたり、居心地の悪い状態のままで過ごしている人たちがいます。
この社会の中で生きているすべての人々が居心地のいいただ一つの場をつくることは困難ですが、それぞれが居心地のいいと思えるような多様な場をつくっていくことは可能です。
今回、暮らしづくりネットワーク北芝では、社会の中に一歩踏み出すための力をためるための場「あおぞら」を、補助金や助成金に頼らず、運営していくことにチャレンジします。
社会の中に生きる、いろんな人たちが居場所と感じる場を多様につくっていくチャレンジの第一歩です。
今、「あおぞら」があることが生きるための力になっている人たちがいます。
そのような"居場所"があることの意味を日々問い続け、いっしょに考え発信し続けていきたいと思っています。
クラウドファウンディングはこちら→https://readyfor.jp/projects/aozora
直接のご支援のお申し出はこちら→メーラーがたちあがります。
暦の上では立春ということで、もうすぐ春が近づいてくるわけですが、季節的には一番寒い時期。
ついこの間も箕面で積雪するほどでしたね。
さて、北芝に来て4年目のさゆっぺからお送りする今日のブログは、"居場所"についてがテーマです。
北芝という地域の中には、いくつかの「誰でも来れる場」「誰かが来れる場」があります。
これは、物理的な場所としての意味合いで、たとえば、芝樂広場やNICO、らいとぴあ21、いこいの家、公園など、お店や施設など形態は様々な場があります。
そして、そのような場を活用して、芝樂市や樂駄屋、まちかどデイハウス、朝活けんこう倶楽部、おひさまルーム(子育て支援センター)など、誰でも来れたり、限られた対象者が来ることが出来る場があります。
北芝に来て感じたのは、何かをねらってつくられた場がある一方で、いつの間にか誰かのための場になっていることがあるなということです。
「誰でも来ていい場所」というのは、案外「誰が来てるんだろう」とか「行っていいんだろうか」と思ってしまうこともあって、ためらいが生まれることもあります。
なので、「何かをするための場所」とか「誰かのための場所」と決めたり打ち出すことが必要だったりもするのですが、それをしてしまうと、ある特定の人しか来れなくなってしまいます。
北芝の中にあるいろんな"場"は、この二つの側面のバランスを非常に微妙なところで保ちながら場作りが進められているように感じます。
これは、北芝の中で生活している人たちが居心地がよいものの追求と、北芝に外からやってくる人たちが増えてその人たちが居心地がよくなることの追求と、両者を考えているからなのでしょうか…。
そんな中2011年から、箕面の東部に開設した、「パーソナル・サポート・センターあおぞら」。
北芝での実践知が詰め込まれたこの「あおぞら」は、社会的居場所として、社会の中に踏み出すまでの力をためるための場所として、約3年半運営されてきました。
なかなか人とのつながりをつくることに困難さを抱えていた人たちが、家以外の場で、それぞれが過ごしたいように過ごしながら、少しずつその場に集った人たちと関わりをもち続けたことで、働いたり、ボランティア活動をしたりとそれぞれの社会参加の形を見つけていくことにつながっています。
家、学校、職場など、あらゆる人とのつながりや、場が、その人にとっての"居場所"となっていくと思いますが、それらが何らかの理由で断ち切られたり、居心地の悪い状態のままで過ごしている人たちがいます。
この社会の中で生きているすべての人々が居心地のいいただ一つの場をつくることは困難ですが、それぞれが居心地のいいと思えるような多様な場をつくっていくことは可能です。
今回、暮らしづくりネットワーク北芝では、社会の中に一歩踏み出すための力をためるための場「あおぞら」を、補助金や助成金に頼らず、運営していくことにチャレンジします。
社会の中に生きる、いろんな人たちが居場所と感じる場を多様につくっていくチャレンジの第一歩です。
今、「あおぞら」があることが生きるための力になっている人たちがいます。
そのような"居場所"があることの意味を日々問い続け、いっしょに考え発信し続けていきたいと思っています。
クラウドファウンディングはこちら→https://readyfor.jp/projects/aozora
直接のご支援のお申し出はこちら→メーラーがたちあがります。
2015年 01月01日 11:06 (木)
旧年中はわたしたちの活動にご参加、ご支援いただきありがとうございます。
あっと言う間の一年でした。
春には、子どもたちの夢を実現する「まーぶ夢フェスタ」で熱気球を浮かべ、夏にはあの茂木健一郎さんと湯浅誠さんとの対談講演を開催。
秋からは、子どもたちに仕事を紹介し地域通貨「まーぶ」を稼げる「まーぶハローワーク」をキューズモールで定期的に開催しています。
このほか「らいとぴあ21」での催しや「芝樂市」などなど、暮らしを支え豊かなものにしていく活動を皆さまのお力添えを得ておこなっています。
昨年の活動の中でわたしが特に感心したことは、11月に関西学院大学で開催された「生活困窮者自立支援全国研究交流大会」での熱気あふれる活発な議論とその内容の高さでした。
来年4月から施行される生活困窮者自立支援法は、対象を生活困窮に陥る恐れのある人と幅広くとらえ、その人の事情に応じた相談と支援をすすめようとするものです。
法施行を半年後に控え全国の研究者や実践者(NPOや行政、社会福祉協議会など)が、その内容確認や実施方法・体制など、あるべき姿を議論してきました。
もちろんわたしたちも、大懇親会での「鼓吹」の太鼓演奏だけでなく、分科会では4年前からおこなってきたパーソナルサポート事業やモデル事業の経験をふまえた地域活動を詳しく報告してきました。
この集会で強調され参加者が確認してきたことは、
・この法律は単に困窮状態の人を救うというものでなく、その人の「自立と尊厳」を大切にした取り組みこそが求められていること
・さらに「自立」の反対概念は「依存」ではなく(どんな人もお互いに依存しあった関係にあるわけだから)、「孤立」であること
・したがって「孤立」の状態や環境こそ改善していくべきであること
などでした。
まさにわたしたち「暮らし」の活動全体を貫く原則であり、これからももっと幅広い市民層の課題としていくことであります。
正月早々かたぐるしい話しで恐縮至極でありますが、本年もいつものように明るく楽しく活動をすすめていきたいと思っています。
本年もどうぞご支援よろしくお願いします。
2015年1月1日 代表理事 埋橋伸夫